中泊”デッパリ”へ渡礁④


2011(H23)年6月18日(土曜日)
干潮13:46 満潮6:55 月齢17.8(大潮) イサキ狙い

17日(金)20時30分、小松島発
18日(土) 3時00分、中泊港着 車中にて仮眠 

5時00分、ひので渡船にて中泊港出港。今にも雨の降りそうな曇り空、風波なく絶好のイサキ日和に思われる。が、デッパリ前に船首が着くと磯を波が洗っている。船長の「行くか?」の問いにと躊躇なく「行く!」と答えてしまった。「どうする?」との問いであれば「やめる!」と答えたかもしれない。

荷物を大急ぎで高場に揚げ見ると次々と波が磯を洗っている。潮位の高い大潮ではしかたない。直接のウネリではなく一度砕けた波とはいえ釣りにならない。暫らく休憩だ。ゆっくり時間をかけ仕掛けを作り終えた頃見ると荒れ時の船着き方面がなんとかやれそう。しかし、この方向は浅い。深さ6ヒロに作り変える。ここで、何度も投入するも当りなし。途中、シイラらくき青物が引いたがハリス切れ。少し波が表面を洗う回数が少なくなってきたので10ヒロに変え沖へ投入するとアタリ、イサキの引きだ。一瞬強烈に引き何が喰ったのか、ハリスは保つのかと思うが次の瞬間ぐっと引きが柔らかくなりクィクィとイサキ独特の引きとなる。続けて3枚をゲットする。込み潮が緩んで波が磯を洗わなくなったので全員で先端で釣り始める。潮替りの緩い流れではエサトリの餌食でツケ餌がもたない。

引潮がはっきりしてきて棚を深くしてATさんUMさんも40cmのイサキを順調に釣りだした。ここまで4時間近くロスしたことになる。弁当船もとっくに来た。雨粒といっしょにご飯も喰った。それでも途中、鯛らしきアタリがあったので慎重に取り込むと途中から急に軽くなりサバである。食べて美味いので大事に取り込む。12時すぎ、これが最後の一投と決め投入場所へ移ろうとタイドロープをまたいだ瞬間右足がすべりスッテンコロリ。フジツボとタカノツメに手を着いて手のひらを擦り剥いてしまった。ここでエサもだいぶ残したまま納竿とする。"デッパリの引潮"を手の内に入れるための今回の秘策も徒労に終わってしまったが、ヒントがあった。棚の深さに加え投入箇所との関係で意外とハリスにヨレがかかった状態で流しているようだ。

ATさん:イサキ2、タイ1
UMさん:イサキ4、サバ2
WA:イサキ5、サバ3