亀浦観光港の潮流
10月7日(月)に亀浦観光港へ釣行するに際し、潮流を予測する。亀浦の潮の予測は難しい。難しいので予測することを止めていたがなんとなく断片的に解かりだしたので懲りずに試みる。
潮流予測
2013/10/04 tenbinya 投稿
小松島潮汐 | 亀浦潮流予測 | 出・入 | 釣果予想 |
干潮 0:55 | 4:00-10:00 | 出 | no |
満潮 7:24 | 10:00-16:00 | 入 | good |
干潮13:09 | 16:00- | 出 | no |
① ウチノ海からの流れの出口は3か所。土佐泊、北泊と堀越海峡である。堀越と北泊では満ち潮で出潮になり小松島標準時から3時間程度あとへズレる。
② 堀越と北泊における出・入とは、ウチノ海から播磨灘へ出る潮を出潮、播磨灘からウチノ海へ入る潮を入り潮と呼んでいる。そして、出潮が開始される時刻が基準になる。狭い水道を白波を立てて通過するので亀浦観光港からも容易に見ることができる。
③ 大潮と大潮に近い中潮では出潮時に堀越海峡を潮が勢いよく出るので引かれ潮が発生して、亀浦観光港突堤では流れは観光船の水路に入る当たり潮になる。10月7日は大潮の終わった初日の中潮なので朝9時までと午後5時以降、当たり潮になると予測する。
④ 月齢と潮流の強さとは同じであるが潮位との関係は不明。出潮が終わって小松島標準時から3時間後が満潮になる、と考えられる。
⑤ 最もよい時間帯は午後4時から午後5時まで。この時、”階段”付近に陣取ることができれば釣れるのではないか。
⑥ 大鳴門海峡を上下する大きな潮の流れは細かな潮の流れを超えて(凌駕して)しまうのだが常に影響を鋭く及ぼしている訳ではないのでここでは不問にした。
⑦ 小松島は東経134度35分にある。亀浦もほほ同経度にあるので位置による差違はない。また、日本標準時刻からも4分程度の差なのでどの釣り場に行くにしても小松島の干満を基準にしどれ程ズレるかを目安としている。例えば、愛媛県中泊磯では、経度により1時間あとへ、緯度により1時間前へズレるのでまったく小松島の干満がそのまま当てはまるほどだ。
大潮時の反転流
2013/10/08 tenbinya 投稿
大潮になると堀越海峡から強い出潮になる。そうすると反転流も大きくなる。少し離れているこの観光港突堤にとってもその影響は大きい。フェンス付近の先端では自分の乗っているケーソンの下へ潮が潜ってくる感じになる。階段付近でも手前では平行に潮が流れ、沖ではウキが左手前に戻ってくる。釣るのは難しい。
階 段
2013/10/08 tenbinya 投稿
“階段”付近で釣り糸を垂らしていると見物人によく聞かれる。「何が釣れるんでぇ?」小生は答える。「この玉網(60cmある)に入らんようなタイです。」と。相手は一瞬怪訝そうな顔になる。「この人は私をからかっているのでは?」というふうな顔に。もとろん私は真剣だし大真面目だ。駐車場からたった1分のところで60cmを超えるような大ダイが釣れることは経験上本当であるが、理屈としてこのなぜ先端でなく根元付近の”階段”でよく当たるのかは解き明かされていない。「潮がよかった。」と言い習わしているが良い潮とはどんな潮だろう。
出潮の始め
2013/10/09 tenbinya 投稿
堀越では小松島標準潮位からおよそ3時間後に出潮が始まる。一気に強い潮が流れ始めるのではなく、はじめは弱い潮が四方八方に流れる。これは、北泊新港でも同じでロート状になった地形での特徴かもしれない。この時、観光港突堤では右前方に流れ最も実績のある潮になる。この潮は、大潮で約50分間流れ、その後反転流に替わり釣るのが難しくなる。しかしながら、小潮時、この潮がダラダラと続き、”階段”では右前方への流れが長く続く潮となる。
底 潮
2013/10/23 tenbinya 投稿
10月21日(月)の階段付近の午前10時までの様子。(小松島潮汐 満潮:午前7時23分)
10時半ごろまで出潮が流れるはずだ。この日、8時15分に到着したが、すでに場所が無いので”階段”よりかなり手前の根本付近で竿を出した。見ると強く上潮が押し込んでいてかえってこちらの方が釣りやすい。ところが、投げてみると上潮に逆らい仕掛けは左へ行こうとする。それも3~4m/sの北西風も吹いているにもかかわらず。これは、かなり強く底潮が流れていることになる。よく考えてみればそれは当然のことだ。上潮は右へ強く流れている、そうすると逃げ場のない潮は底へ潜るしかないのだ。その様子は海面上からはまったく見ることができないので見過ごしていただけだ。
亀浦観光港へ釣行_No25
2013年10月3日(木曜日)、午前7時30分資材置き場に到着。7時45分釣り開始。不思議なことに釣り人がいない。手前でタイ狙いが1人と先端付近にルアーでハマチ狙いが2人。これ幸いに階段に入る。先々日に午後釣りがまったくダメであったので今日は朝の潮を狙って早く来たのがよかった。右への流れが早い、止まらない。しばらくして右側タンポに壁ができて右沖へ流れ始める。しぶしぶに沈ませている4匁ウキが上ってこないので合わせると25cm程度のタイ。9時ごろ、強く右に流れた潮がタンポの壁にあたって左に流れる。コツンとしたあたりがあって軽く聞き合わせると一気にウキが沈んで30cm程度のタイ。これは大事に網で掬う。この後、25cm程度をもう1枚追加して、「今日はエサの無くなるまで集中するぞ。」と気合を入れたのはよかったのだが、10時半ごろから向かい風が吹き始めた。時間につれて猛烈に吹きだした。白波が立っている。ウキの上下動が激しくアタリが解らない。4匁カゴをアジ用の10匁アンドンカゴに交換して吹き飛ばされそうになりながら粘った。あまりの風波に興味は薄れてしまった。当たりらしきものはなく風波が収まりそうもないので正午に納竿にした。
月齢27.6(大潮) 、満潮4:48 、干潮10:54 、風速6m/s